寒い日はかにの缶詰で冬を楽しもう!
寒い季節になると、温かい食事が恋しくなりますよね。そんな冬の日にぴったりなのが「かにの缶詰」です。高級感のある味わいを手軽に楽しめるだけでなく、調理の手間が少なく、さまざまな料理にアレンジが可能です。今回は、冬の食卓を豊かにするおすすめのかに缶4種類をご紹介します。

かに缶の歴史
かに缶の歴史は、19世紀のフランスに遡ります。
食品を長期保存するための缶詰技術が開発され、様々な食材が缶詰として利用されるようになりました。
かにもその一つで、当初は高級食材として扱われていましたが、大量生産が可能になると、一般家庭でも手軽に楽しめるようになりました。
日本にかに缶が伝わったのは、明治時代に入ってからです。
当初は輸入品が中心でしたが、次第に国内生産も盛んになり、現在では様々な種類のかに缶が販売されています。
かに缶の種類と特徴
かに缶には、主に以下の3つの種類があります。
- 脚肉: かにの脚の身をほぐして缶詰にしたもの。
身が大きく、食べごたえがあるのが特徴です。 - ほぐし身: かにの身を細かくほぐして缶詰にしたもの。
様々な料理に使いやすく、価格も比較的リーズナブルです。 - かにみそ: かにの甲羅の中にあるみそを缶詰にしたもの。
濃厚な味わいが特徴で、珍味として珍重されています。
また、かにの種類によっても缶詰の特徴が異なります。
- ズワイガニ: 身が繊細で甘みが強く、上品な味わいが特徴です。
- 紅ズワイガニ: ズワイガニに比べて身が大きく、濃厚な味わいが特徴です。
- まるずわいがに: ズワイガニよりも深海に生息し、身が柔らかく旨味が濃いのが特徴です。
おすすめのかに缶4選
それでは、缶詰専門店「カンダフル」がおすすめする、かに缶を4つご紹介します。
1. ハマダセイ「脚肉100% 紅ずわいがに」

かに缶の中でも贅沢な逸品が、ハマダセイの「脚肉100% 紅ずわいがに」です。紅ズワイガニをボイルした後、冷凍せずに加工することで、旨味を最大限に閉じ込めた商品です。一般的なかに缶に比べても、みずみずしく仕上げられており、カニ本来の風味と甘みを堪能できます。
この商品は、約2000円弱とやや高級な価格帯ですが、その分、味わいのクオリティは抜群。食べ方としては、シンプルにそのまま食べるのはもちろん、カニ丼やチャーハン、カニ玉、天津飯などにアレンジすると、より一層美味しくいただけます。
おすすめの食べ方:手作りカニ丼
- 温かいご飯の上に「脚肉100% 紅ずわいがに」をたっぷりのせる。
- お好みでカニみそを加える。
- 醤油やポン酢をかけてシンプルに味わう。
このシンプルな丼で、紅ズワイガニの旨味をダイレクトに楽しめます。
アレンジレシピ:紅ずわいがにの炊き込みご飯
- 米2合を研ぎ、ザルにあげておく。
- 炊飯器に米、紅ずわいがに缶(汁ごと)、醤油大さじ2、みりん大さじ2、生姜1かけ(千切り)、昆布1枚(10cm角)、水400mlを入れ、軽く混ぜる。
- 炊飯器のスイッチを入れ、炊き上がったら10分ほど蒸らす。
2. カネダイ「まるずわい ほぐし身」

まるずわいがには、深海600〜1000メートルに生息する貴重なカニで、ヨーロッパでは「カニの王様」とも称されています。ズワイガニよりも身質が柔らかく、繊細で濃厚な旨味が特徴です。
この商品は、約600円台とお手頃価格ながら、本格的なカニの風味を楽しめます。サラダやグラタン、カニ玉などの料理に加えると、一気に高級感が増します。

おすすめの食べ方:カニクリームグラタン
- ホワイトソースを作り、ゆでたマカロニと「まるずわい ほぐし身」を加える。
- グラタン皿に入れ、チーズをたっぷりのせる。
- オーブンで焼き色がつくまで加熱すれば完成。
まるずわいがにの柔らかい食感が、クリーミーなソースと絶妙にマッチします。
アレンジレシピ:まるずわいがにのクリームパスタ
- パスタ200gを茹でる。
- フライパンにオリーブオイル大さじ2、ニンニク1かけ(みじん切り)を入れ、弱火で熱する。
- 玉ねぎ1/2個(薄切り)を炒め、トマト1個(角切り)、まるずわいがに缶(汁ごと)、白ワイン大さじ2を加えて煮詰める。
- 茹でたパスタを加えて和え、塩コショウ少々で味を調える。
- 器に盛り付け、ドライハーブ(オレガノ、バジルなど)を散らす。
3. ハマダセイ「蟹みそ 香住ガニ」

関西で唯一、香住漁港で水揚げされる「香住ガニ(紅ズワイガニ)」のカニみそを使った缶詰です。無添加で仕上げられており、カニみそ本来の濃厚な風味を楽しめる一品。
日本酒やビールのお供に最適ですが、あったかいご飯にのせたり、おにぎりの具材にしても絶品です。
おすすめの食べ方:カニみそおにぎり
- ご飯に「蟹みそ 香住ガニ」を適量のせる。
- 軽く混ぜ合わせて、おにぎりにする。
- 仕上げに刻みネギや海苔を巻いても美味しい。
シンプルなレシピですが、カニみその濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。
アレンジレシピ:蟹みそと豆腐の和風グラタン
- 豆腐1丁を水切りし、8等分に切る。
- 蟹みそ缶、味噌大さじ2、みりん大さじ2、だし汁200mlを鍋に入れ、火にかける。
- 豆腐を耐熱皿に並べ、2をかける。
- チーズ適量を乗せ、オーブントースターで焼き色がつくまで焼く。
4. カネダイ「ずわいがに かにみそ」

こちらは、カナダ産のずわいがにのカニみそに、ナミビア産のまるずわいがにの身を加えた、贅沢なかにみそ缶です。なめらかなカニみその中に、適度な歯ごたえのカニ身が入り、食感も楽しめる一品。
さまざまな料理に活用できますが、特におすすめなのはバゲットやクラッカーにのせる食べ方です。
おすすめの食べ方:カニみそディップ
- 「ずわいがに かにみそ」にオリーブオイルとレモン汁を少し加えて混ぜる。
- バゲットやクラッカーにのせる。
- お好みでパセリや黒胡椒を散らして完成。
ワインとの相性も抜群で、おしゃれなおつまみとして楽しめます。
かに缶を美味しく温める方法
かに缶はそのままでも美味しくいただけますが、温めることで風味が増し、より一層美味しく楽しめます。おすすめの温め方は「湯煎」です。
湯煎の手順
- 鍋やフライパンに水を入れて沸騰させる。
- 火を止めた後、缶詰をふたを開けずにそのままお湯に入れる。
- 5分ほど温めたら取り出して完成。
湯煎することで、かにの旨味がより引き立ち、ホカホカの美味しさを楽しめます。
まとめ
今回は、冬にぴったりの「かにの缶詰」4選をご紹介しました。高級感のある「脚肉100% 紅ずわいがに」、手軽に楽しめる「まるずわい ほぐし身」、濃厚な旨味が魅力の「蟹みそ 香住ガニ」、食感も楽しめる「ずわいがに かにみそ」。どれも個性的で、それぞれの魅力があります。
かんづめの中でも特に贅沢なかにの缶詰として、寒い冬を美味しく過ごしてみてはいかがでしょうか?また、缶詰温める方法を活用して、さらに美味しく召し上がってください。
寒い季節こそ、美味しいかに缶で心も体も温まりましょう!